当社代表取締役社長 松本晋一より、皆様へのご挨拶
2025年も残すところわずかとなりました。
皆さまに温かいご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
今、私たちは大きな転換点を迎えていると考えています。この1年だけでも、AIエージェントが報告書を書き、会議を要約し、コードを生成し、顧客対応の一部を任せることが可能になりました。AIが「道具」から「同僚」へ、「使う」から「任せる」へと進化しつつあることに象徴されるように、数年前には予測もできなかった現実が次々に生み出されています。
現代は後世の歴史教科書に記されるような大きな節目の時期です。宗教改革や産業革命と並ぶ「デジタル革命」として語られることでしょう。特に2020年以降、その変化は加速度的に進展しています。これは単なる技術革新ではありません。人類の働き方、生き方、そして社会のあり方そのものが根本から変わる、まさに歴史的変化の渦中なのです。
DXの推進が叫ばれて久しいですが、今や「D(デジタル化)」よりも「X(トランスフォーメーション)」が否応なしに進む時代となりました。この変革への対応は、もはや選択ではなく必須です。製造業においても、あらゆる仕事の在り方を見直さなければなりません。
しかし、変革とは過去を否定することではありません。日本製造業の強み、歴史、文化を尊重した上で、新たな企業の在り方を模索する必要があります。自分たちのアイデンティティに立脚したデジタル変革を実現できる企業こそが、この革命期の先頭を行くことになるでしょう。
私たちオーツー・パートナーズは、この転換点に立つ企業として、未来の産業を大きく育てるための存在でありたいと考えています。
2025年、私たちが従来より強みとしていた「思考の数理化と構造化」といった技術コンサルティングに、AIを掛け合わせた『muspec』の提供も開始しました。ミッションである「グローバルコアトップ企業の創出」についても着実に成果を広げています。特に、福岡フィナンシャルグループと資本業務提携を締結し、九州にGCTを創出する取り組みを開始しました。
あらゆる取り組みは「日本を元気にする」「日本の製造業を元気にする」「日本の未来を元気にする」という私たちのパーパスの実現につながっています。
企業変革の実行パートナーとして、日本製造業の確かな成長を支える存在でありたいという決意を、改めて強くした一年でした。
2026年、私たちは、製造業の意思ある成長への貢献をより本質的に、よりスピード感を持って実施していきたいと思います。
そして、皆様とともにこの転換期を日本製造業の新たな成長期へと変えられるよう挑戦を続けてまいります。
来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。

大企業から中小企業、地方のスタートアップ企業まで、
幅広い支援事例から代表的なものを紹介いたします。