【プレスリリース】オーツー・パートナーズとふくおかフィナンシャルグループ、「グローバルコアトップ企業」創出に向けて資本業務提携　～九州製造業の成長が、地域の未来を共創する～

株式会社オーツー・パートナーズ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：松本晋一、以下、当社）と株式会社ふくおかフィナンシャルグループ（本社：福岡県福岡市、取締役社長：五島久、以下、FFG）は2025年9月18日にて資本業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

本提携により、両社は互いの強みを融合し、「金融 × 技術 × コンサルティング」による新たな価値創出を通じて、地域経済の発展に貢献してまいります。

1.資本業務提携の背景

・両社間のこれまでの取組み
2023年12月以降、当社はFFGに対して製造業ビジネスの構築支援を行ってまいりました。FFGグループ企業の総合商社株式会社FFGインダストリーズの支援では、当社製造業エンジニアの伴走を通じて「製造業向け商社」として新たなビジネスモデル構築を支援し、またFFG全体への支援としては、半導体企業向けビジネス創出を支援してきました。

・直近での協業実績
①半導体メーカー大手ローム・アポロ社との取組推進
大手半導体メーカーであるローム・アポロ株式会社（本社：福岡県八女郡広川町、代表取締役社長：徳永孔二）に対し、調達業務受託、商社ビジネス開始に向けた取り組みを協働で進めています。

②工場建設総合支援サービスの取組推進
FFG取引先の新工場建設需要に対し、当社製造業知見を活かした工場建設総合支援サービスを協働で提案する取り組みを進めており、当社の製造業コンサルティング知見・ノウハウを起点とした事業拡大の可能性が見えてきました。

・地域課題と提携の必要性
現在、半導体や自動車を中心に産業構造の急激な変化が進んでおり、九州の地場産業は一層の競争力強化が求められています。こうした課題に対応するため、当社とFFGは現在の関係性をさらに長期的かつ戦略的に進化させる必要があると判断しました。

・グローバルコアトップ（GCT）企業の創出
当社は、地域から持続的な競争力を発揮し、世界と戦える日本の製造業の新たな目指すべき姿として「グローバルコアトップ（GCT）企業」を提唱し、その創出をミッションとしています。
GCT企業とは、コアな事業領域やコアな技術、コアな戦略などをもって、グローバル市場で価値を発揮する企業のあり様のことを指します。
当社とFFGは、九州においてGCTを継続的に創出していくことが地域社会の活性化のために必要不可欠と考えています。

2.本提携で目指す姿

本提携を通じて両社が目指すのは、GCT企業の創出を通じて、九州に宿る“製造業の熱量”を原動力として、地域社会・地域経済・地域製造業の成長を支えることです。
当社は、製造業コンサルティングの専門的知見と、実行的な現場改革力を有しています。一方、FFGは広範な地域ネットワークと顧客基盤、銀行を中核に多様な金融機能を備えています。両社の強みを融合し、企業ごとの課題に寄り添った「金融・技術・コンサルティングの三位一体型支援」を展開してまいります。
さらに、「戦略的人材交流プログラム」により、金融・製造・コンサルティングの３つのスキルを兼ね備えたプロフェッショナル人材を育成することで、新たな価値創出の基盤を構築します。
こうした取り組みにより、九州発のGCT企業を創出、地域における産業クラスターの形成を推進し、地域社会に根差した「真のゆたかさ」の実現を両社の共通目標とします。

3.資本業務提携の内容

①ソリューション共同開発
【グローバルコアトップ（GCT）企業創出】
・世界で光り輝くGCT企業創出を共同で支援
・業界再編、企業再編（M&A）の仕掛け

【半導体ビジネス共同開発】
・調達業務の受託(受託企業・対象業界拡大)
・FFG半導体サプライヤーのビジネス機会創出

【工場建設総合支援サービス】
・FFG:土地紹介＆融資を含めた総合提案
・当社:最適な工場ナカ設計・ライン設計

※以下については、今後両社にて詳細検討予定
【DXソリューション共同開発】
・工場アセスメントツール(MaPDM-A)の開発
・企業共通の業務課題へのSaaSアプリ開発

②当社ノウハウの活用
─製造業コンサルティングノウハウの活用
─製造業界の最新トレンドの活用
─製造業ネットワークや案件創出力の活用など

③戦略的人材育成
─当社メンバーの製造業企業向け営業同行による金融×技術×コンサル人材育成
─当社へのFFG人材出向／当社人材のFFGへの派遣
─当社コンサルプロジェクトへのFFG人材の参画

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ

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