それは、二律背反する概念の上位に、普遍的新基軸を打ち出せる清い心を持った企業だ。
自然と産業、物と心、オンとオフ、競争と共存、両者の上位に達観した新概念を胸に抱かねば、人類は自らの進化で苦しみを増幅させる。
現代が信奉する価値観は突き詰めるほど自己矛盾に陥る。
その意味において、人類は未成熟だ。

『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい』漱石は綴った。
カントは『知情意』と説いた。
穏やかな心に宿る確かな意思を携え、適切に知性を駆使し、住みやすい世の中を作り上げ、次世代につなぐ。
これが今を生きる我々の使命であり、これを全うする企業こそが尊敬され社会から必要とされる二一世紀型企業である。
そして、その企業は必然的に良い経営数字を残してゆく。

 

二〇一五年十一月月吉日

株式会社O2 一番目の社員 松本晋一