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テックコラム

共存


近年のロボティクス技術の発展は目覚ましいです。働き方改革などによるロボット需要の拡大、技術の汎用化、部品の量産化による価格の適正化、それに加えセンシング技術、ビックデータ解析、AI技術などの技術革新も相まって、急速な発展を遂げています。

IDC Japanの試算によれば2021年までに年率20%以上の市場成長が見込まれるとのことです。
製造業のお客様でもRPAやAI技術なども含めた様々な方法での「自動化・省人化」を検討されています。

これまでのプログラミングされた作業を単純に繰り返すだけではなく、自ら考え、修正を加えて、学習していくロボットが台頭しています。半面、議論されるのが人との棲み分けや役割についてです。

AIの世界ではシンギュラリティという言葉がありますが、人間を超える、結果、人の仕事が奪われてしまうことが懸念されています。

本当にそのような時代が来るのでしょうか?

自動車メーカーのある幹部の方にO2グループのAIについて説明させて頂く機会を頂きました。
その際に一言、「それは人を育てる仕組みなのか?」と仰られました。
”これぞxxイズム”と思いました。企業はどんな新しい・便利なテクノロジーを手に入れても、最後は人が育たなければ成長しない、という思想、自動化、省人化が叫ばれる中で”人を育てる”という観点を忘れない、その一貫した考え方に感銘しました。
自動化できない、しきれないところを人がやるのではなく、自動化すべきでないところを敢えて残すという考え方です。

それは判断自体の質もそうですが、人を育てるという観点からもです。結局は機械に何を任せるかも人が決めること。簡単な答えはないと思いますが、様々な視点・観点から共存を考えていく必要があると感じました。


コンサルタントK