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テックコラム

大晦日

年の瀬が迫ってきました。この時期になると、今年こそはと意気込んだ目標が達成できていないことを思い出してしまいます。師走とはよく言ったものですね。

さて、1年は365日ですが、1日は24時間です。そして、24時間×60分×60秒=86,400秒でもあります。何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、厳密にはミリ秒単位で1日の長さが違っていることをご存知の方は、それほど多くはないのではないでしょうか。

「1秒」の定義は、セシウム原子の振動数で決められており、その精度は10-11です。地球は自転して日々を刻んでいるので、「内部抵抗」によって、実は自転にかかる時間は日々変動しています。そのため、1日の86,400分割では厳密には1秒にならないのです。

最も大きな「内部抵抗」は潮汐であることが分かっています。このほかには大気、マントルと外核の相互作用など、複数の原因が推定されていますが、定量的にはまだ把握されていないようです。

こうして生じた誤差を解消するために、「うるう年」ならぬ「うるう秒」を挿入することで、調整がされています。直近のうるう秒は2017年の1月1日に挿入されました。その時刻は「8時59分60秒」でした。大晦日ではなく、元旦だったのです。

1月1日という日にうるう秒が挿入されてしまったため、システムに障害が発生しないようにするために、年始早々にトラブル対応に追われてしまう方々がでてしまいました。「働き方改革」はうるう秒には関係ないのでしょうか。

大晦日、どころかそれ以前に様々な公私のイベントに巻き込まれていますが、ふとそんな話題に思いを馳せています。

参考:https://www.j-cast.com/2016/11/06282669.html?p=all

コンサルタント:T